
グリコランニングマン:道頓堀の象徴的な看板
道頓堀川の上空で走り続ける一人のランナーが、1935年から大阪を訪れる人々を出迎えてきました。江崎グリコ製菓会社が初代の看板を設置したのはその年で、現在のデザインは6代目にあたります。この人物像はゴールラインを駆け抜ける健康なランナーの活力を象徴しており、グリコが当初エナジー補助食品として販売していたキャラメルに由来しています。現在、看板は幅33メートルに及び、14万個以上のLED電球で運河を照らしています。
看板が変わらない理由と変わり続ける理由
グリコは約10年ごとに看板を刷新しており、ランナーの背景を桜から陸上競技場、そして現在の大阪のランドマークが次々と表示されるLEDディスプレイへと変えてきました。2014年の改修ではネオン管を省エネLEDに置き換え、大阪城、桜、花火の情景が次々と切り替わるアニメーション背景を実現しました。ランナー自身の姿は一貫して変わらず、世代を超えてシルエットを認識してもらえるよう会社が意図的に残した選択です。
ベストな撮影スポットと時間帯
最も混雑するアングルは戎橋からで、観光客がランナーのポーズを真似て並んでいます。すっきりとした写真を撮りたいなら、南岸の階段を降りてとんぼりリバーウォークに向かいましょう。そこからは運河の水面に映る看板をフレームに収めることができ、人通りもぐっと減ります。看板の点灯は日没時刻で、冬は午後5時30分、夏は午後7時頃で、午後11時まで点灯しています。水面の反射を狙う撮影者は、船の通過で水が落ち着くライトアップ開始30分後に来るのがよいでしょう。
とんぼりリバークルーズもまた違ったアングルを提供しています。船は看板の前で約2分間静止し、乗客の頭上にランナーが映る写真を乗務員が撮ってくれます。クルーズは北岸のドン・キホーテ道頓堀桟橋から出発し、大人900円、小児450円です。
周辺エリア
戎橋は看板のすぐ下にあり、北へ580メートル続くアーケード商店街「心斎橋筋」に直結しています。橋自体は地元民の待ち合わせスポットとしても人気で、「グリコの待ち合わせ」と呼ばれています。すぐ東側にはドン・キホーテ道頓堀店がそびえ、1周15分・600円の楕円形えびすタワー観覧車があります。橋の南側には、居酒屋が並ぶ石畳の路地と苔に覆われた法善寺がある法善寺横丁が広がります。
看板の運河向かい側では、かに道楽のカニが機械仕掛けの脚を振るい、ずぼら屋のふぐ提灯が入り口の上で光っています。この3つの看板は戎橋の欄干から一望できる光のトライアングルを形成しており、大半の訪問者は3つを一枚のパノラマに収めます。それらの間のエリアには道頓堀で最も密集した飲食店が集まっており、串カツ店、ふぐ専門店、カニ会席の部屋が通行客を競い合っています。
グリコ看板は道頓堀通と戎橋の交差点にあり、御堂筋線なんば駅から徒歩5分の圏内に位置しています。JRなんば駅からは徒歩約5分です。新大阪駅からは御堂筋線地下鉄でなんばまで20分・280円で直行できます。
基本情報
- 住所: 〒542-0071 大阪市中央区道頓堀1-9
- 最寄り駅: なんば駅(御堂筋線)14番出口 徒歩3分
- 点灯時間: 毎日 日没〜午後11時
- 料金: 見学無料。とんぼりリバークルーズ 大人900円・小児450円
- ウェブサイト: glico.com